CASE STUDY

札幌市

市民の方と共につくる
2050年の未来〜ME&FUTURE 2050〜

変化する時代環境を捉え将来のニーズを察知し視野を広げることを⽬的とした未来予測を⾏うワークショップ「ME&FUTURE 2050 ~30年後からいまをみる~」を札幌市で開催。

[ プロジェクト名 ]
未来ビジョン形成ワークショップ「ME × FUTURE 2050」
[ クライアント名 ]
札幌市
[ 担当部門 ]
インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)
[ 期間 ]
年間を通じて
[ Service ]
Future Drawing©

Signals/ 検討の背景にある課題

まちづくりは
「未来をつくる意思」から

「まち」は自治体、企業、住民など多くの「関わる人の意思」によって時間をかけて作られて行きます。
まちづくりは日々の目の前にある緊急性の高い課題解決を行う事と同様に、未来に向けた課題解決の視点も欠かせません。
「理想のまちづくりに向け、今何に取組むことが望ましいのか?」そんな視点で未来を見ることができる人材を増やすことを目的に、札幌市では市政100周年を4年後に控えた2019年、企業、行政、NPOなどの組織や、起業家、クリエイターなどの個人も含め「未来をつくる意思」のある方々を対象とした、未来予測のワークショップを開催しました。

Foresight/ 未来への見通しと目指す姿

30年後から「今」を見る
未来予測のワークショップ
「ME × FUTURE 2050」

未来予測を必要としているのは、ビジネスシーンだけではありません。人口減少という「Signal」から街づくりの方向性や社会福祉のあり方を、地球温暖化対策という「Signal」からは環境教育や森林保全などの取り組みを未来の視点から考察することで、現在選択しうる最善の方法を考えることができます。
個別の企業や業界を対象とした未来予測ではなく、自分の属するコミュニティ以外の情報に積極的に触れることで世界を広い視野で捉え、参加者それぞれの取組む未来予測の解像度を上げるワークショップを3日間にわたり実施しました。

Action/ 本プロジェクトで取り組んだこと

  1. 01

    未来の自分やビジネスビジョンを
    考える
    「ビジョン形成」
    ワークショップを開催

    急激に変化する時代環境のなか、創造的なビジネスを創出していくため既存のアイディアや事業のルーティン、営業手法にとらわれることなく、未来を見据えた自由な発想で価値を創出していくことが求められることを想定し、今の自分を見つめ直し、自身が向かっていきたい方向を定め、実際のビジネスとして孵化させるための考え方を学ぶワークショップを開催。

    ワークショップにて未来への予兆を整理する様子

  2. 02

    米国のIFTF(未来研究所)と
    共同開発されたプログラム

    本ワークショップの「未来ビジョンプログラム」とは、世界で第一人者的存在である米国IFTF(未来研究所)と共同開発されたプログラムであり日本国内向けにローカライズされたことにより、日本文化や慣習を踏まえた日本人向けのスキームとなる。

    ※本プログラムは様々な企業・団体で導入・活用されています。
    例)富士通株式会社/KDDI株式会社/カルビー株式会社/Panasonic株式会社/豊田通商株式会社/三井住友海上火災保険株式会社

  3. 03

    開催概要

    2日間のセッション、ワークショップを振り返る交流ミーティング、そして最後に案件化に向けた具体的なアクションを計画するアクションプランニングまで。ただ考えるだけではなく、今後の取り組みを実際に計画していくところまでをゴールとする。

    主催 : 札幌市インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)
    運営及びファシリテーター : CROSS Business Producers株式会社
    特別協力 : No Maps実行委員会
    ゲストスピーカー:英治出版株式会社 編集長 高野達成氏 他

    振り返り交流ミーティングの様子

Our Contribution/ 弊社のご貢献ポイント

2050年という来る時代に備えて、参加された皆様(市民)の方々の知恵を結集し、「あるべき2050年の札幌市の姿」を具体化いたしました。
これにより、参加者の皆様の事業創造へのステップを導き、切り拓くとともに、札幌市様におけるあるべき姿ヘのアクション提言を取りまとめることもできました。

  • [ Aさん ]
    2050年を予測して事業展開をしていこうという視点は今まであまり持っていなく個人的にもとてもよい刺激を受けました。
  • [ Bさん ]
    自分なりの2050年予測をして日々意識しておかなければならないことだと強く実感しました。
  • [ Cさん ]
    タイトルだけでは正直わからない部分もありましたが、参加してみて未来志向の素敵なお話と交流を重ねるうちに新たな課題を見出すことができました。
  • [ Dさん ]
    マスコミの情報だけでは到底解らなかったことがとても解りやすく体感できました。
  • [ Eさん ]
    普段交流していない立場の参加者の方々とワークを通じて仲間意識が芽生えるなど、今後の互いの成長過程には貴重な体験になりました。
  • [ Fさん ]
    ワークショップを通して得ることができた知識や思考ノウハウを今後自分の仕事にも活かしていきたいです。

札幌市について

札幌市は北海道の道庁所在地で、人口は約200万人です。市内には豊富な自然や観光地があり、四季折々の風景が楽しめます。ビールやスキー場に加え、巨大な雪や氷の彫刻が呼び物の毎年恒例のさっぽろ雪まつりで有名です。1972 年冬季オリンピックのスキー場やジャンプ台が市のあちこちに点在しており、近くには有名なスキー場のニセコもあります。
また、札幌市はスタートアップ支援に力を入れており、オフィススペースや共有施設の提供、資金や助成金の支援、インキュベーション・プログラムの実施、地域連携を通じたイノベーションエコシステムの構築など、様々な取り組みを通じて、新しいビジネスやイノベーションを促進しています。

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