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創立10周年、そして次の30年へ
全球化時代を生きる 最終回
今回でこのシリーズも最終回となりました。
5月から計4回にわたって多くのことを学びました。
自分の視野の狭さや知識の偏りなどをはっきりと自覚させられた時間でした。
何かを変革させるとき、枠組みだけをまず変えて、それで満足してしまうということは多いですが、意識から変えていかなければ何も変わりません。
そして、意識を変えるにはまず自分についてしっかりと自覚する必要があります。
【目指すリーダー像】
それぞれ人によって理想のリーダー像があるでしょう。
ただ、そこに向かっているつもりでも、実際のところ、客観的な評価のもとでの自分というのはその像とは大きくかけ離れているのかもしれません。
アメリカのとある性格診断テストでどのようなリーダーが好ましいか、という形で調査を行ったところほとんどのケースにおいて同じ指向性が示されました。
それは建設的であるということです。
今回それと同じテストを行いましたが、自分含め多くの人が建設的と示される項目は低く、攻撃的、もしくは受身的どちらかの傾向が強く出てしまう結果となりました。
個人的にはそういったテストでは受身的な傾向が強く出ると思っていたところ、実際は攻撃的な傾向が強く、権力欲や競争欲が強く出ていました。
投稿者の結果
青が建設的、赤が攻撃的、緑が受身的
また左半分が仕事中心、右半分が人間関係中心を示す
自分個人のことに関してはポジティブに物事を考えることが出来ても、周りの人間に対しても同じく常にポジティブに意識して行動で表すということは難しい。
【グローバルリーダーには何が必要?】
グローバルリーダーになるためにはどうすればいいのかというのは普段からの意識、行動だけでなく、当然ビジネスケースを想定しなければならない。
グローバル展開する製薬企業を題材に、本社と各国のマネージャーの意思疎通が取れていない場合のケースを想定し、どのようにしてその問題を回避および対処できるのかということについて議論した。
他の参加者とケーススタディについて議論
リーダーとして周囲の人間をいかに納得させ、また自分の意見を理解してもらい、共通認識を持てるようにするかが大事だということが自明である一方、その方法はケースごとに様々です。
組織は生きものであり、当事者が違えば課題は同じでも過程も結果も変わりうる。
その中でどう振る舞わなければいけないのか、普段から想定しなければいけないことであり、常にそこに参加する人たちがどのような背景を持ち、何を考えているのかということに思いをはせなければ人をまとめることはできません。
それは日本だけであっても、海外であっても同じです。
まして海外では自分の常識が相手の非常識、相手の常識が自分の非常識ということは日常茶飯事であり、それをまとめるには相手を慮ることというのは非常に重要です。
考える軸を自分に置くのは大事ですが、相手は自分とは違うという前提に立ってこそです。
独りよがりなのはリーダーではなく、ただの障害物です。
【意識と行動】
この研修では常にマインドフルであれ、ということを学んできました。
意識を変えれば行動に変わり、行動が変われば、習慣が変わり、習慣が変われば人価格が変わり、人格が変われば人生は変わるといいます。
また3日続ければ続けられるという自信になり、3週間続ければクセになり、3か月続ければ習慣になるともいうようにまずは意識を変え行動に移すことが重要です。
マインドフルな弊社村田。彼のテスト結果は真っ青で非常に建設的でした。
まず自分を一人で、そして周りの人も使いながら見つめ直し、自分が今どんな場所に立っているのかを知る。
そして自分にまず出来る範囲で意識を目標に向けて変えていく。
行動を意識に合わせていく。
意識を変えるのに遅いということがない、というのは今回の研修で非常に大きな発見でした。
年を取っていても意識を変えることは出来る。
勿論若い方が柔軟かもしれません。
ただ何歳でも知識や経験を増やし、意識を前へと押し進め、それを行動に移すことに制限はないと実感しました。
また実際にビジネスシーンにおいてリーダーとなるのは40や50以上の人が大半であり、その人たちを変革していくことがイノベーションを促進することに繋がります。
今回の研修で学んだことを活かし、ますますイノベーションを起こしていける社会へと変革するため邁進します。