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今注目すべきオモシロい国はどこか
3月17日に、中国最大の電子商取引運営会社のアリババ・グループ・ホールディングスがアメリカでの新規株式公開(IPO)手続きを開始しました。
調達予想額は米Facebook依頼の巨額なものになるといわれており、企業価値も2000億ドルと言われています。
中国はバブルがはじけるといわれて最早久しいですが、市場はいまだに成長を続け、巨大な中国市場で生き残った企業はグローバルでも大きく活躍を見せています。
先日のMWCでももっとも目立つ場所にブースを設置していたのはHuaweiとZTEでした。
派手な広告をうち、大々的にお金をかけて宣伝し、誰にもプレゼンスを見せつける姿はまるで数年前のSamsungの勢いをそのまま見ているようです。
ただ宣伝だけではなく、もう中国製品は安かろう悪かろうではなく、安くて質のいいものからプレミアムなものまで幅広く取り揃えています。
日本の技術者をはじめとして様々な人材を幅広く登用し、多くのイノベーションも生まれる土壌がどんどん出来上がっています。
前述したアリババや微博(ウェイボー)などソフトウェア分野でも巨大企業が成長しているのがその証左と言えるでしょう。
しかし中国は海外企業が入りづらく、国内市場が巨大なのだから巨大な企業が成長して当然ではないか、という意見もあるでしょう。
では国内市場が巨大でなければ企業は育たないのか、イノベーションは生まれないのでしょうか。
そんなことはありません。
今、通信分野で最も投資を集めている地域、最も注目されている地域というのはイスラエルなのです。
アメリカで活躍していた技術者たちがこぞってイスラエルでスタートアップを起ち上げ、多くのベンチャーキャピタルが投資する企業たちがそこにはあるのです。
MWCでもいくつかの国ごとのブースはありましたが、数も盛況さもイスラエルが最も目立っていたとのではないでしょうか。
ハードからソフトまで幅広い分野で出展がなされており、たとえばMyMusicCloudなどは多くの方が使っていくサービスになると思いますし、先日ご紹介したTelemessageは日本の企業でも採用されればいいのにと思いました。
音声通話自動通訳サービスのLexifoneは日本語も対応予定とのことですし、今後翻訳制度が上がっていけば各国のキャリアで採用されるのではないでしょうか。
様々にワクワクするサービスやプロダクトがこれからも出てくるでしょう。
いろんな国にアンテナを張って情報をチェックしていかないといけませんね。