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2014.2.27

All, People

MWC2014~第1回・車が通信で繋がる時代~

スペインはバルセロナで開催されているMobile World Congress 2014(以下MWC)からお届けします。

 

MWCは世界最大の通信系カンファレンスで、大手からスタートアップ、アプリからデバイスまで様々な企業が様々なカテゴリでブースを出しています。

 

まず今回目についたのはHuaweiやZTEといった中国企業の力の入れようです。メインホールへのエスカレーターを下るとまず両社のブースが目につきます。

立地や規模からかなり注力していることがうかがえ、一時期のサムスンを思い出すようなアプローチだなと感じます。

 

では、各企業が展示しているプロダクト/サービスですが、キャリア・ベンダともにInternet of Things(IoT)が目立ちます。

特にAT&T、Qualcomm、HTC、ZTE、Telefonicaなど地域に関係なく様々な企業が各社ソリューションを搭載した車を展示していたのが特徴的です。

 

 

最も顕著なのが米自動車企業のFordが出展しているという点です。

 

 

車の屋根についてる突起はカメラで周囲360度をモニターしている。

 

車以外にもAT&T、SK、Ericsson、IBMなどがConnected Cityと題した特別ブースもあり、

スマートシティへの関心の高まりも強く感じられます。

 

今はまだ車など比較的大きなモノが中心となっていて企業間の差というものが見えにくいですが、

今後もっと小さいモノを対象としてIoTが普及するときこそ新しいアイデア、新しいモデルが立ち上がってくるでしょう。

 

次回はもう一つの大きなトレンドであるウェアラブル/ヘルスケアについてのレポートを予定しています。

 

是非お楽しみに!