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創立10周年、そして次の30年へ
【ビジネスモデル】備食用の缶詰パンで世界貢献
リサーチャーの清水です。
ビジネスモデルのご紹介ですが、ご無沙汰になっており、恐縮です。
今回は、緊急時の備食用に、
焼き立ての味を味わえると同時に賞味期限が3年間もつパン缶詰を開発した、
パンの製造販売会社「パン・アキモト」の世界貢献ビジネスモデルをご紹介させていただきます。
パン・アキモトは栃木県にある会社で、
阪神淡路大震災の同社から支援として被災地に送ったパンの多くが、
傷みが原因で食べられずに捨てられてしまったことにショックを受けた社長が、
その後、焼き立てのおいしさをそのまま味わうことが出来るパンの缶詰を開発。
これは、焼き立てのおいしさそのままを保存できると同時に、
賞味期限は3年間という備食用に最適なパン缶詰です。
このパン缶詰を利用して世界貢献をするために考えられたのが、
「救缶鳥プロジェクト」です。
このビジネスモデルは、企業や自治体などが備蓄したパンの缶詰を、
賞味期限がまだ1年残っているタイミングで回収して、
世界の食糧危機に陥っている地域に提供する、というものです。
回収の際も、ただ回収するのではなく、回収に協力してくれた購入者には、
入れ替え用の新品(再備品)を「回収数×102円」の割引特典付きで販売するというものです。
このビジネスモデルであれば、
パン・アキモトは利益をあげながら、
世界中の食糧危機の人々を救うことができるという世界貢献を同時に達成することが出来ます。
世の中のニーズがあってこそビジネスになる、
という基本的なことを喚起させてくれるストーリーです。
【ビジネスモデル】IoT×エンタメ
リサーチャーの清水です。
前回に引き続き、
昨今、大きな注目を集めているビジネスキーワード「IoT(Internet of Things)」に関連する
ビジネスモデルをご紹介させていただきます。
今回は顔認識テクノロジーを導入している、
スペインのコメディ劇場Teatreneuのビジネスモデルについてです。
この劇場内には観客の座席ごとに顔認識システムが設置してあり、
このシステムが劇場パフォーマンス中の観客の表情の変化を感知し、
「笑い」の数をカウントします。
観客は入場料は無料ですが、ここのパフォーマンス中の「笑い」の数をもとに、
ひと笑いごとに0.30ユーロ課金されます。
その点気になるのが笑いすぎによる高額請求や不当請求ですが、
請求の最高金額が設定されているのと、
観客はパフォーマンスが終わってから、スクリーンを見ながら自身の「笑い」の数を確認することが出来るため、
高額請求や不当請求の心配もないとのことです。
定期的に劇場に通う常連顧客向けには、「500笑い」、「300笑い」など、
「笑い」数を回数券のように事前にまとめて購入できる、シーズンパスも用意されています。
このTeatreneu劇場のケースは、
顔認識テクノロジーが、劇場の課金システムとネットでつながり、
人の手を介在せずに、テクノロジーを利用して自動請求ができる
IoT活用型のビジネスモデルということができそうです。
日本ではお笑い文化が盛んですが、
このスペインのコメディ劇場のビジネスモデルが成功すれば、
日本のお笑いライブなどにも応用できる可能性が出てきそうですね。
今後エンターテイメントへの料金の支払いのシステムが大きく変わる可能性を予感させるケースです。
【ビジネスモデル】IoT×インフラ
リサーチャーの清水です。
昨今、大きな注目を集めているビジネスキーワード「IoT(Internet of Things)」に関連して、
新たなビジネスモデルが誕生しています。
今回はこのIoT関連のビジネスモデルを紹介させていただきます。
IoTに関しては色々な形で説明されていたり、定義づけられていたりしますが、
まずここでは「従来の情報通信機器(PC、スマホ、etc)だけでなく、あらゆるものが接続されたインターネット」となることによって、
モノ同士で相互に通信することが可能になり、
インターネットに接続されたモノがそれ自身で自動制御を行うこと、とさせていただきます。
このIoTを利用したビジネスを行っているのが、ノルウェーの建設工事会社NCC Roads社です。
同社は道路舗装などの道路工事の際に、工事サービスと同時に、
道路にセンサーを埋め込むことを行っています。
そして、その埋め込んだセンサーをクラウドに接続し、
そこから得られる道路状況の詳細な情報を、
運送業者といった関連会社にセンサーデータとして販売して利益を得るというビジネスを行っています。
NCC Roads社のように、建設工事会社という、
少し前までは通信やデータとは一見関係がないと思われていた業種の会社であっても、
IoTにより新しいテクノロジーを活用した、新しいビジネスモデルを生み出す時代が来ていることを感じさせます。
2015.10.14
CROSS採用説明会 開催!!
こんにちは、
CROSS 大竹秀興です。
本日は弊社の会社説明会のご案内をさせて頂きます!
弊社を理解頂く良い機会になると思いますので、是非ご参加頂ければと思います。
宜しくお願い致します。
【会社説明会】
・日程:10月28日(水)
・場所:弊社ディスカッションラボ
http://crossproducers.com/about/access2.php
・時間:18時30~19時30分
・内容
①会社説明
②案件紹介
③CROSSの組織文化について
当日は弊社のディレクターも参加しまして、プロジェクトの内容等についても、説明させて頂きたいと思います。
新規事業立案の面白みも感じて頂けるのではないかと思います!
少しでも興味のある方は是非いらっしゃってくださいね。
ご参加頂ける方は、10月23日(金)までに、弊社ホームページの「お問い合わせ」フォームよりお申込み頂けたら幸いです。
http://crossproducers.com/contact/
当日お会いできるのを楽しみにしています!
宜しくお願い致します!
大竹秀興
【ビジネスモデル】子供のネーミングサービス
リサーチャーの清水です。
今回紹介させて頂くビジネスモデルはスイスのErfolgswelle社が提供している、
子供のネーミングサービスについてです。
子供のネーミングサービスと聞くと、あまり真新しさを感じないかもしれませんが、
この企業は本来は企業向けにブランド名や製品名を考案するサービスを展開しており、
ここでのノウハウを活用し、「世界でたった一つしかない素敵な名前」を提供することを売りとして、
子供のネーミングサービスを展開しています。
ビジネスモデルは至ってシンプルですが、
子供の名前を考案するまでのプロセスはかなり手の込んだものになっています。
まずサービスは13名のコピーライターで編成されたチームが担当し、
考案された名前は主要12カ国語の翻訳者によるチェックを受け、
サービス依頼主である親の国籍や文化的背景との適合性、発音のしやすさ、
つづりの分かりやすさ、名前が人に与える印象(ポジティブなものか)、などの点にもチェックが入ります。
料金は約360万円と大変高額です。
問題点としては商品名やブランド名は商標登録が出来ますが、
人名はもちろん登録が出来ないため、
高額なサービス料を払って獲得したユニークな名前であったとしても、第三者にマネされてしまう可能性があります。
日本でも最近ユニークな名前をつける親が増えていますが、
奇抜すぎてニュースで取り上げられることもありました。
その中、専門家に適切に精査されたうえでユニークな名前が手に入る、
このようなサービスが日本でも展開された場合、人気を集めるかどうかは気になるところです。