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創立10周年、そして次の30年へ
【ビジネスモデル】IoT×エンタメ
リサーチャーの清水です。
前回に引き続き、
昨今、大きな注目を集めているビジネスキーワード「IoT(Internet of Things)」に関連する
ビジネスモデルをご紹介させていただきます。
今回は顔認識テクノロジーを導入している、
スペインのコメディ劇場Teatreneuのビジネスモデルについてです。
この劇場内には観客の座席ごとに顔認識システムが設置してあり、
このシステムが劇場パフォーマンス中の観客の表情の変化を感知し、
「笑い」の数をカウントします。
観客は入場料は無料ですが、ここのパフォーマンス中の「笑い」の数をもとに、
ひと笑いごとに0.30ユーロ課金されます。
その点気になるのが笑いすぎによる高額請求や不当請求ですが、
請求の最高金額が設定されているのと、
観客はパフォーマンスが終わってから、スクリーンを見ながら自身の「笑い」の数を確認することが出来るため、
高額請求や不当請求の心配もないとのことです。
定期的に劇場に通う常連顧客向けには、「500笑い」、「300笑い」など、
「笑い」数を回数券のように事前にまとめて購入できる、シーズンパスも用意されています。
このTeatreneu劇場のケースは、
顔認識テクノロジーが、劇場の課金システムとネットでつながり、
人の手を介在せずに、テクノロジーを利用して自動請求ができる
IoT活用型のビジネスモデルということができそうです。
日本ではお笑い文化が盛んですが、
このスペインのコメディ劇場のビジネスモデルが成功すれば、
日本のお笑いライブなどにも応用できる可能性が出てきそうですね。
今後エンターテイメントへの料金の支払いのシステムが大きく変わる可能性を予感させるケースです。
【ビジネスモデル】IoT×インフラ
リサーチャーの清水です。
昨今、大きな注目を集めているビジネスキーワード「IoT(Internet of Things)」に関連して、
新たなビジネスモデルが誕生しています。
今回はこのIoT関連のビジネスモデルを紹介させていただきます。
IoTに関しては色々な形で説明されていたり、定義づけられていたりしますが、
まずここでは「従来の情報通信機器(PC、スマホ、etc)だけでなく、あらゆるものが接続されたインターネット」となることによって、
モノ同士で相互に通信することが可能になり、
インターネットに接続されたモノがそれ自身で自動制御を行うこと、とさせていただきます。
このIoTを利用したビジネスを行っているのが、ノルウェーの建設工事会社NCC Roads社です。
同社は道路舗装などの道路工事の際に、工事サービスと同時に、
道路にセンサーを埋め込むことを行っています。
そして、その埋め込んだセンサーをクラウドに接続し、
そこから得られる道路状況の詳細な情報を、
運送業者といった関連会社にセンサーデータとして販売して利益を得るというビジネスを行っています。
NCC Roads社のように、建設工事会社という、
少し前までは通信やデータとは一見関係がないと思われていた業種の会社であっても、
IoTにより新しいテクノロジーを活用した、新しいビジネスモデルを生み出す時代が来ていることを感じさせます。
【ビジネスモデル】子供のネーミングサービス
リサーチャーの清水です。
今回紹介させて頂くビジネスモデルはスイスのErfolgswelle社が提供している、
子供のネーミングサービスについてです。
子供のネーミングサービスと聞くと、あまり真新しさを感じないかもしれませんが、
この企業は本来は企業向けにブランド名や製品名を考案するサービスを展開しており、
ここでのノウハウを活用し、「世界でたった一つしかない素敵な名前」を提供することを売りとして、
子供のネーミングサービスを展開しています。
ビジネスモデルは至ってシンプルですが、
子供の名前を考案するまでのプロセスはかなり手の込んだものになっています。
まずサービスは13名のコピーライターで編成されたチームが担当し、
考案された名前は主要12カ国語の翻訳者によるチェックを受け、
サービス依頼主である親の国籍や文化的背景との適合性、発音のしやすさ、
つづりの分かりやすさ、名前が人に与える印象(ポジティブなものか)、などの点にもチェックが入ります。
料金は約360万円と大変高額です。
問題点としては商品名やブランド名は商標登録が出来ますが、
人名はもちろん登録が出来ないため、
高額なサービス料を払って獲得したユニークな名前であったとしても、第三者にマネされてしまう可能性があります。
日本でも最近ユニークな名前をつける親が増えていますが、
奇抜すぎてニュースで取り上げられることもありました。
その中、専門家に適切に精査されたうえでユニークな名前が手に入る、
このようなサービスが日本でも展開された場合、人気を集めるかどうかは気になるところです。
【ビジネスモデル】アルゴリズムで将来有望な起業家に投資するVC
こんにちは。リサーチャーの清水です。
今週ご紹介させて頂くビジネスモデルは、
ビッグデータで将来有望な「起業前の起業家」を発掘し、
投資を行うベンチャーキャピタル、Bloomberg Betaを紹介させていただきます。
昨今のベンチャーキャピタル業界は、アナリティクス、ビッグデータの発展に伴い、
データ主導型で、データの定量分析をもとにどのベンチャー企業に投資をするかを判断する傾向が強まりつつあります。
その中でも、Bloomberg Betaは、
将来有望なスタートアップの早期発掘を実現するため、
投資判断だけでなく、
まだ起業していない有望な起業家の発掘にビッグデータとアナリティクスを活用して投資を行っています。
同社は将来有望な起業家の条件を特定するために、Mattermark社と協働し、
ベンチャーキャピタルが過去に出資した起業家と現在出資している起業家の、
年齢、居住地、過去の勤務先をはじめとした膨大のデータをもとに、
成功している起業家に共通する条件を特定し、予測モデルを構築。
それをもとに該当者に起業を勧めるメッセージを送付し、投資を行っています。
実際にこうして発掘された起業家の可能性は未知数な部分がありますが、
無名の起業家によるベンチャー企業が、かなりの短期間で大きなビジネスになることが往々にある今日、
ベンチャーキャピタルも、いかに有望なスタートアップを発掘し、
彼らと有意義な関係を構築するかを考えなければいけなくなっているということが伺えます。
2015.10.1
All, Kotoba, Member, People, Top Message
第5決算期に入りました!
CROSS Business Producers 代表の三木言葉です。
昨日、弊社は第4決算期を終え、本日より、第5決算期に入りました。
私の決意メッセージを、HPに掲載させて頂きました。
とにかくGROWTH、今年も頑張りますのでどうぞ宜しくお願い致します。