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発見!大分県のスゴイとこ! (大分出張を振り返って)
発見!大分県のスゴイとこ!
先週、6月27日28日と2日間、大分合同新聞社さんのお招きにより、大分県へ出張させて頂きました。
今回の出張の趣旨は、大分合同新聞社さんが主催されている大分ITネットワーク研究会の講演でした。「ソーシャルネットワークサービス時代のあり方 ことばを超えることば」というタイトルで、ソーシャルネットワークサービスが普及浸透してきた今、社会にどのような影響があり、どのような変革がもたらされているか、お話しさせて頂いたことです。
しかしながら今回の旅は、単なる講演講師という枠を超え、多くのことに出会い、学びを得ましたので、私が発見した大分県のスゴイところと感動ポイントを皆さんに是非お伝えさせて頂きます。
私どもの会社の活動テーマは、「グローカルに喜ばれる社会の役割を事業として創って行くこと」です。それが日本であれ、世界であれ、どこでも良く、ただ全世界のどこにもいる人間という存在が繋がること。人を震わせ、動かし、喜ばせ、苦しくも笑顔に満ち溢れた社会を作ることです。
いずれの「事業」も、こうしたことを実現する為の形でしかないと考えています。そんな中、大分県では、私がこれまで訪れた世界の多くの場所に勝るスゴイことがあり、日本の大きな課題のひとつである、新事業、新産業創造の地として非常に適しているのではないか、と感じた点です。
総論としてその特徴を申し上げると、まず自然エネルギーによる発電量が日本全国で1位、エネルギー自給率、食糧自給率共に100%を超えており、日本の地方の中でも群を抜いた自給自足率です。
こうした環境に支えられ、彼らの特徴的な強みを3点挙げてみます。ひとつめに、実は世界でも注目を集めうる技術的なシーズがあります。たとえば、小水力発電です。日本の中でも、この技術の取り組みは、京都府や滋賀県などでも進められており、決して、大分だけではないですが、竹田市で 取り組みが進む事例では、大分県に本社を置くターボブレード社や、デンケン社が中心となり、新しい技術を含んだ取り組みが進められています。(http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_12837374273.html)
そのほか、地熱発電に関しても、昭和42年から稼働している八丁原・大垣地熱発電所は、日本を代 表する地熱発電所であると同時に、技術的にもここにしかないものが取り込まれています。(http://www.kyuden.co.jp/effort_geothermal_t_hattyoubaru.html)
ふたつめに、文化、技術の先端地域として、美術館が比較的多いようにも感じました。特に湯布院エリアは、海に面した別府市から山に入る格好の立地で落ち着きと静けさの中に明るさがあり、まるで、フランス、コートダジュールにあるサンポール・ドゥ・ヴァンスのようです。
サンポールとは、フランスの中でも多くの芸術家が集った20世紀芸術の代表的な街であり、今でも多くの美術館が存在しています。 同様に湯布院にも多くの美術館があり、文豪、画家、音楽家などが集い、近年は毎年いくつもの映画祭がこの地で行われています。
私も出演させて頂いた湯布院のコミュニティFM局、ゆふいんラヂオ(http://874.fm/)は、2012年6月12日に開局した、日本でも唯一、美術館の中にあるFMスタジオです。音楽をテーマにした美術館、Artegio(http://www.artegio.com/)です。同じ建物の中には、他にもショコラティエや素敵なカフェもあり、なんとも美しい空間です。
*カフェの一画*
そのほかにも、たとえばシャガール美術館などがあります。
http://www.chagall-museum.com/
街と人が一体となり文化、芸術、本当に大切なものは何かを見つめ、大切にしようとする文化こそ、現代人が忘れてはならない精神だと思います。
最後に、良いことは良いものとし、素直に新しいことに取り組む、という姿勢を是とするカルチャーが人々の中に育っているのではないか、と感じられた点を取り上げます。たとえば別府市には2000年4月に開校した立命館アジア太平洋大学があり、半数は海外からの学生さん、同じく教員勢も半数は海外から、授業も日本語と英語の二言語制が取られているそうです。大学の開校当時には、別府市の地元の方々が、留学生を支援する為の団体やコミュニティなどを設立され、街になじんで頂くための活動も積極的に行われたとのこと。こうしたことから別府市そのものの文化の中に、異質な考えや空気を受け入れる土壌が育ったということも大きな出来事です。
別府湾に面した立命館大学のキャンパス
今、日本には変化する時代を支えるための役割を担うサービスや、企業が不足していると感じています。その中でもこれまでにない新しいこと取り組み挑戦していこうとした時に、街に理解があり、積極的である土地であることの方が格段に有利です。街の空気として、新しいこと、価値があることをどんどん支援していこう、という感じは素晴らしいことです。
良いことを良いとする、ただしいことをただしいとする。人が人を見て、素直に心と心で向き合いながら関係を構築する。なんでもないことのようで難しいことです。うがった先入観に縛られた見方や、自分中心の発想ではなく、相手を素直な心正しく見て、行動する。そんな精神がある社会であればこそ、正しく清らかな関係性が築けるものと思います。
技術・企業のチャレンジ、文化風土、人、様々な観点から、大分県の将来は固い、いやこれからの時代に真価を持つ輝きある場所だと確信しました。私自身もこの気持ちを大切に、大分県の輝きを受け止め、自分自身も更に成長していきたいと感じました。
それでは最後に、私の出張体験のまとめです。取り急ぎバーチャルトリップしていただき、次は是非、航空券を購入!大分へ足を運んでいただければと思います。
【代表企業のレビュー】
九州地方を代表するお醤油の会社、フンドーキン醤油さんはじめ、各企業さんなどで社長さんのコメントなどを拝読しました。特にフンドーキンの小手川社長の経営者精神に感動しました。
http://ooita-president.net/fundokin
もちろん、そのほかに県や、レポート類などで基礎知識をつけました。
【大分県に向かう前の事前調査】
東京銀座の「坐来」という大分県が運営するレストランに伺いました。毎日大分県から空輸されるお野菜、お魚などと共に、文化を学びました。
さりげなく、ワインのセレクションもすばらしく、同じ週に2回も通ってしまいました。
【いざ出発!当日だ! (27日)】
東京は快晴!朝8時10分のANA便で羽田から出発。最近よく乗っていた台湾行のチャイナエアライン7時5分発より1時間も遅いので、ちょっと早めについてしまい、ラウンジでe-mailする余裕も。
大分行はちょっと小さめの機体。 残念ながら到着した大分空港は、大粒の雨><;;。たった1時間ほどで着くので、まだ9時半くらい。
この後、ホテルに向かい、講演させて頂きました!
関係者の皆様のお考えにも刺激を受け、とても良い学びの日でした。
【大分を知って学ぶ初日(28日)】
はじめての大分という情けない私にして、この日は若葉マークでお勉強しながら、色々と心の贈り物を頂いた日でした。
大分合同新聞さん、朝刊に講演の様子を載せていただき、記者さんの素晴らしいまとめに感動いたしました。自分で言ったこととはいえ、他の方に綺麗にまとめて頂くと嬉しいものです。
朝は今日もやっぱり曇り。大分から湯布院に向かう道中、せっかく眺望が良いはずのSAからも、曇り空のもとの別府市。
高速道路の上にかかっているおさるの橋で有名な高崎山のさしこちゃん。AKB総選挙と同じ日に高崎山の猿も選挙だったそうで、、、代表に選ばれた「さしこちゃん」。大分合同新聞さんでは大々的に報じられたそうです!
到着したFM局、ゆふいんラヂオ。
サウンドコンシエルジュの西原さんには、私のお仕事をうまくご紹介していただき、さすがプロ!と感激いたしました。
同じ建物の中にあるカフェの中の彫刻。美術好きには萌えポイントです^^!
終わりまして、大分空港までお送り頂くという以上に、、通りがかりの別府の素晴らしい要所をものすごいスピードでご紹介頂きました。
まずは、明礬温泉に立ち寄り、名物の地獄蒸しプリンを頂きました。
ちょっと前まで、入れる青い温泉だと勘違いしていたのですが、そうではなく、これは、100度近くあるので、見るだけです。でもとっても綺麗で吸い込まれそうです。
上空を低空飛行してしまった鳥や虫が時々、激しい蒸気で一瞬にして撃沈することがあるそうです。みなさん空の通行には、くれぐれもお気をつけて。。
赤い血の池地獄です。
この地獄の出口に、「極楽まんじゅう」が売っており、なかなか面白い空間でした。
そして別府の真ん中の方に入り、テレビでも時々みかける無料の温泉蒸しスポット、地獄蒸しと足湯がある休憩所です。
最後にこちらの卵をおみやげに頂いたのも、感動の境地でした!
大分県へのアクセスは、東京・羽田空港から飛行機で1時間15分~30分。季節の気流の流れにより、時間が異なりますが、ふわっと空に飛んで、景色を楽しんでいる間、すぐに着陸という近さです。
皆様も是非、次のお休み、そしてまたお仕事でも、大分県へ足を運んでみていただければ、その素晴らしさと、新しい発見があるかと思います。
まさにDiscover Japan ! 大分 is Wonderful !でした!