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【ビジネスモデル】子供のネーミングサービス
リサーチャーの清水です。
今回紹介させて頂くビジネスモデルはスイスのErfolgswelle社が提供している、
子供のネーミングサービスについてです。
子供のネーミングサービスと聞くと、あまり真新しさを感じないかもしれませんが、
この企業は本来は企業向けにブランド名や製品名を考案するサービスを展開しており、
ここでのノウハウを活用し、「世界でたった一つしかない素敵な名前」を提供することを売りとして、
子供のネーミングサービスを展開しています。
ビジネスモデルは至ってシンプルですが、
子供の名前を考案するまでのプロセスはかなり手の込んだものになっています。
まずサービスは13名のコピーライターで編成されたチームが担当し、
考案された名前は主要12カ国語の翻訳者によるチェックを受け、
サービス依頼主である親の国籍や文化的背景との適合性、発音のしやすさ、
つづりの分かりやすさ、名前が人に与える印象(ポジティブなものか)、などの点にもチェックが入ります。
料金は約360万円と大変高額です。
問題点としては商品名やブランド名は商標登録が出来ますが、
人名はもちろん登録が出来ないため、
高額なサービス料を払って獲得したユニークな名前であったとしても、第三者にマネされてしまう可能性があります。
日本でも最近ユニークな名前をつける親が増えていますが、
奇抜すぎてニュースで取り上げられることもありました。
その中、専門家に適切に精査されたうえでユニークな名前が手に入る、
このようなサービスが日本でも展開された場合、人気を集めるかどうかは気になるところです。